2019芥川賞・直木賞の受賞作品を予想!候補作品と作者を紹介

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こんにちは!柴桜くろです。

今年も芥川賞・直木賞の候補が発表になりました。過去に芥川賞を受賞した人でお笑い芸人の又吉直樹さんがいましたね。話題になって受賞作の『火花』は229万部のベストセラー!映画化されたりと何かと話題に上っていたのを思い出します。

新人作家さんにとっては有名作家への登竜門的なこの2つの賞。2019年は直木賞は6人、芥川賞は5人の候補が挙がっているんですよ。しかも今年の直木賞は候補者全員が女性!これって、直木賞始まって以来です。そんな2つの賞の候補作品とっても気になりますよね?

今日は

  • 芥川賞・直木賞にノミネートされた候補作から受賞作品を予想してみた!
  • そもそもノミネートされた作品はどんなもの?作者は誰なの?

というところに焦点を当ててまとめてみました!最後までお付き合いいただけると幸いです。

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2019芥川賞ノミネート作品一覧

芥川賞の正式名称は芥川龍之介賞と言い、ザックリいうと純文学の新人賞。毎年2回選考され、新人作家さんの発表済みの短編・中編を対象にしています。受賞すると懐中時計と副賞に100万円もらうことができ、受賞作は文藝春秋に掲載されるボーナス付き。新人作家さんにとっては名前が知れ渡るこの芥川賞、有名作家への仲間入りとして大きなチャンスですよね。

では、5作品を紹介していきます!

むらさきのスカートの女  今村夏子 著

水玉模様のスカートから足が二本覗いているブックカバーの『むらさきのスカートの女』。小説トリッパーに初掲載されてから、新聞などでも取り上げられていた話題作です。作者は今村夏子さん。他にも『星の子』などの著書があります。
ざっくり内容を紹介すると、近所でむらさきのスカートの女と呼ばれている彼女が気になって仕方ない<わたし>。彼女と「ともだち」になりたくて、彼女を<わたし>の職場で働くように誘導していく…。読み進めるうちにちょっとした違和感が「これ、絶対おかしい!」に変わっていく怖さが書かれています。

このむらさきのスカートの女、電子書籍も出ているんですね。

カム・ギャザー・ラウンド・ピープル 高山羽根子 著

カム・ギャザー・ラウンド・ピープルはすばる5月号に掲載された作品で、まだ文庫になっていません。著者は高山羽根子さん。他著書に『うどんきつねつきの』や『オブジェクタム』などがあります。すばる5月号からの紹介文は『思い出すのはおばあちゃんのきれいな背中、あの日の工事現場でのこと、学生寮から聞こえてくるギターの音。そして「私」が高校のときにいちばん仲の良かったニシダ。ある日、意外な形で彼を見かけて…』
続きが気になりますね~。

百の夜は跳ねて 古市憲寿 著

『百の夜は跳ねて』は新潮6月号に掲載された古市憲寿さんの長編小説です。古市さんといえば社会学者であり、『絶望の国の幸福な若者たち』や『だから日本はズレている』などの話題作を書いている作家さんです。小説の内容は主人公は高層ビルの窓ふきを仕事にしている翔太。頭の中に「そこで生まれてはいけないし、死んではいけない。そんな島があるって知ってるか」と問いかける声が。そしてガラスの向こうで出会った老婆。境界を越えた対話がもたらすものは…

ラッコの家 古川真人 著

『ラッコの家』は文學会1月号に掲載された作品で、古川真人さんが書いています。主人公はタツコという老婆。知人の葬式のためにタツコの住む島に二人の姪とその子供たちが出向きます。家族と食事を作ったり、他愛ない話をしたり…ととりとめのない日常が描かれていきますが、タツコの頭の中では妄想が展開されていたり、現実に戻ってきたり。

五つ数えれば三日月が 李琴峰(りことみ) 著

『五つ数えれば三日月が』は文學界6月号に掲載され田作品で、李琴峰(りことみ)さんが著者です。小説の内容は、日本で働く台湾人の「私」と台湾人と結婚して台湾に渡った友人、実桜。二人が選び取ってきたものは違うけれど、伝えたい思いがある…。友情と愛情を描いたストーリー。

現在文庫本の予約が始まっているようです。

2019直木賞ノミネート作品一覧

直木賞の正式名称は直木三十五賞。こちらは芥川賞とは違い、無名・新人及び中堅作家を対象にしています。昔は芥川賞と同じ新人向けの賞だったのですが、今はキャリア関係なく受賞していますね。受賞すると懐中時計と副賞の100万円をもらうことができ、受賞作はオール讀物に掲載されます。複数の受賞がある場合はそれぞれに懐中時計と副賞100万が渡されるんですって。

2019年の直木賞行は何と全員が女性!これは直木賞始まって以来のこと。女性に門戸を大きく開いている時代の流れを感じますよね。

それでは6作品紹介していきます。

平場の月 朝倉かすみ 著

「平場の月」は朝倉かすみさんが著者で光文社から発刊されている小説です。

小説の内容は、50歳になってから元中学の時に好きだった同級生にばったり出会う主人公。友情以上恋人未満の関係ががんという重荷とともに1年続き…頼りたい気持ちと、頼りたくない気持ちに揺れ動く二人は…。はじめの方に恋愛の結末が書かれており、終末へ向かうプロセスが細かに描かれている作品です。

電子書籍も出てました。

渦 妹背山婦女庭訓魂結び 大島真寿美 著

大島真寿美さん著の「渦(か)妹背山(いもせやま)婦女(おんな)庭訓(ていきん) 魂(たま)結び」は文藝春秋から出版されています。人形浄瑠璃の作者・近松半二の生涯を描いた大島さん初の時代小説です。他の著書は映画になった『チョコリエッタ』やテレビドラマで放送された『ビターシュガー』などがあります。

トリニティ 窪美澄 著

『トリニティ』は新潮社から出ている窪美澄さんの小説です。

【あらすじ】50年前に出版社で出逢った3人の女たち。「男・仕事・結婚・こども」3つしか選べないとしたら何を選ぶ?それぞれが自らの手で道を切り開き、求めてきた半生は…?

落花 澤田瞳子 著

『落花』は中央公論新社から出版されている時代小説です。著者は歴史学者の澤田瞳子さん。歴史学者だけあって他の著書は歴史小説がほとんどです。

【あらすじ】舞台は平安時代、朱雀帝の御代。己の音楽を極めるために、幻の師を追い京都へ旅に出た梵唄僧・寛朝。旅先での平将門との出会い…。己の道を行こうとする男たちの物語。

美しき愚かものたちのタブロー 原田マハ 著

「美しき愚かものたちのタブロー」は国立西洋美術館の成り立ちと、松方コレクションの劇的なストーリーを描いた作品。日本の若者のために、本物の絵画(タブロー)を見て学んでいくことが必要だ!という松方の熱い思いと不屈の精神で、無謀かと思える絵画の帰還を実現させました。著者は原田マハさん。

マジカルグランマ 柚木麻子 著

「マジカルグランマ」は朝日新聞出版から出ています。著者は柚木麻子さん。あらすじは70歳を過ぎてから女優を目指すおばあちゃんのお話です。いくつになっても自分の気持ちを大事に、突き進むおばあちゃん。痛快です。

歴代受賞作品から受賞者を予想!

二つの賞は選考の基準がちょっと違います。それぞれの参考基準の詳細をまとめてみました。

芥川賞の選考基準

芥川賞の選考基準を調べてみたところ、Wikipediaにこんな記載がありました。

候補作の絞込みは日本文学振興会から委託される形で、文藝春秋社員20名で構成される選考スタッフによって行なわれる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/芥川龍之介賞より引用

ってことは、候補作って文藝春秋の社員さんのチョイスなんですね。選考方法は候補作品に〇、△、×の評価をあらかじめしておき、選考委員会で各委員が評価を披露してから審議します。

歴代の芥川賞ベストセラーを見ていくと、2003年は綿矢りささんの『蹴りたい背中』2015年は又吉直樹さんの『火花』2016年は村田沙耶香『コンビニ人間』。

ここから予想するに…『むらさきのスカートの女』だと思います。

直木賞の選考基準

Wikipediaによると直木賞は大衆文学が対象なんだけど、ファンタジー・SFのジャンルについて厳しめの採点をするそう。唯一受賞したのは遠い海から来たCOOのみです。推理小説も受賞するのが難しいのと、ラノベも人気があっても候補作品に上りません。

この様に現在でも空想性が極端に高い推理・SF・ファンタジー等のジャンルに対する評価が総じて低いのも直木賞選考の特徴である。古くより選考委員の席の大半を過去の本賞受賞者が占めていることもあってか、毎回行われる選評での高評価も伝奇小説・時代小説・歴史小説・人情小説などといった多くの受賞者が属する従来型の大衆文学に属する作品に偏りがちで、新規に開拓された後発ジャンルや選考委員たちが専門知識を持たないか興味の薄いジャンルに対してはジャンルそのものへの理解が乏しい、言い換えれば守旧的な選考を行う傾向が根強い一面がある。

Wikipedia 直木三十五賞から引用

選考委員の興味のあるジャンルや得意ジャンルで選ばれることを考えると『平場の月』だと予想します。個人的には『トリニティ』に受賞してほしいです。

まとめ

芥川賞・直木賞の候補作が発表になりました。数ある候補作の中でどの作品が受賞するのかを予想してみると

  • 芥川賞の受賞予想は『むらさきのスカートの女』
  • 直木賞の受賞予想作品は『トリニティ』

7月の発表が待ち遠しいですね。

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